東京電力とネット電力のプラン比較
ネット電力について本当に電気料金が安いか確認していたいと思います。
まずは、電気料金プランについて確認していきます。
・東京電力 従量電灯A
・ネット電力 ネットでんきB
ネット電力は30~60アンペアを扱っており、基本料金が0円となっています。
さらに、電気量料金は東京電力と比べて最大31.4%も割安になっています。
【電気料金比較①】東京電力 ⇒ネット電力 に変更 (40A、燃料調整費なし)
東京電力、ネット電力 共に40アンペアで比較しました。
※燃料調整費は含んでいません。
全電気量にてネット電力が安くなっています。
次は燃料調整費を含めて比較してみましょう。
【電気料金比較②】東京電力 ⇒ネット電力 に変更 (40A、燃料調整費あり)
それぞれの燃料費調整単価を確認します。
東京電力エリアの燃料費調整単価
(2023年12月分 税込)
・東京電力 :-6.17円/kWh
・ネット電力 :+0.37円/kWh
※激変緩和措置(‐3.5円)含まず
東京電力の通常プランから-6.17円/kWhが減算されます。
ネット電力の通常プランから0.37円/kWhが加算されます。
燃料調整単価を加えて試算した結果がコチラ。
では、
「東京電力 従量電灯B」と「ネット電力 ネットでんきB」の燃料調整単価の差がいくらまでだと「ネット電力 ネットでんきB」がお得になるか確認していきましょう。
【電気料金比較③】東京電力 とネット電力 の燃料調整単価の許容範囲
では、
「東京電力 従量電灯B」と「ネット電力 ネットでんきB」の燃料調整単価に差がいくらまでだと「ネット電力 ネットでんきB」がお得になるか確認していきます。
差が分かり易いように、
「東京電力 従量電灯B」の燃料調整単価を変化させ、
「ネット電力 ネットでんきB」の燃料調整単価を0円として確認していきます。
■燃料調整単価の差 -10円の時
・ネット電力 : 0円/kWh
・東京電力 :-10円/kWh
ネット電力が全電気量で安くなっています。
※300kWhのみ僅かに東京電力が安いところがあります。
■燃料調整単価の差 -11円の時
・ネット電力 : 0円/kWh
・東京電力 :-11円/kWh
170-460kWhは東京電力が安くなっています。
■燃料調整単価の差 -12円の時
・ネット電力 : 0円/kWh
・東京電力 :-12円/kWh
120kWh以上は東京電力が安くなっています。
まとめ
「東京電力 従量電灯B」から「ネット電力 ネットでんきB」に乗換える目安は燃料調整単価の差が12円以上あるときは、乗り換えを見送る方がいいようです。
さらに1ヶ月の電気使用量を加味した目安としては、
燃料調整単価の差:10円の時
⇒1ヶ月の電気使用量:全電力量でネット電気がお得
燃料調整単価の差:11円の時
⇒1ヶ月の電気使用量:170-460kWhは東京電力がお得。それ以外はネット電力がお得になります。
燃料調整単価の差:12円の時
⇒1ヶ月の電気使用量:120kWh以上は東京電力が安くなっています。
すでに
2024年1月分の燃料調整単価が出ています。
※激変緩和措置含まず
東京電力エリアの燃料費調整単価
2024年1月分(税込) ※差額 - 円
・ネット電力 :未定(1月より電源調達費に変更)
・東京電力 :-6.15円/kWh
2023年12月分(税込) ※差額 6.53円
・ネット電力 :+0.37円/kWh
・東京電力 :-6.17円/kWh